【レビュー】生ごみ処理機(パリパリキュー)で“臭いストレス”から解放されました

使う

生ごみが発する臭いで、「ごみの回収日までが苦痛」と感じることはありませんか?

特に暑い夏は悪臭がすぐに発生し、その臭いも強烈で、さらにはあんな虫もやって来たりと、生ごみが悩みの種になります。

”生ごみ処理機”を使おうと思った理由

冷蔵庫の買い替えが必要になった

”生ごみ処理機”を使うまでは、実は生ごみを冷凍室に入れることでごみ回収の日までを乗り切っていました。

悪臭対策としては効果抜群ですが、生ごみと一緒の場所に食品を入れるのには抵抗があり、小さめの冷凍室1室が生ごみ専用となってしまっていました。そして、少しごみの量が多い時などは、無理やりごみを押し込んでいました。

そんなある日、冷蔵庫が冷えなくなり・・・ 冷蔵庫の買い替えが必要になりました。

新品ピカピカの冷蔵庫を目の前にしたときに、「生ごみを入れたくない」と感じたのが、一つ目の理由です。

助成金の存在を知り、使えるか調べた

”生ごみ処理機”は、自治体によっては購入助成金が出ることも、処理機購入の後押しになりました。

「いくら助成してもらえるのかな?」とワクワクしながら調べていくと、私の住んでいる自治体は助成金無し。

かなり残念でしたが、そこまで調べたことで、「ここまでやったんだからもう購入してしまおう」という後押しになったように思います。

なお、助成金が出るか出ないかは、処理機メーカーのHPにまとめられていたりしますので、そちらでご確認ください

「パリパリキュー」を生産している島産業さんのHPにも購入助成金の検索ページが設けられています。

自治体の購入助成金制度検索 | 家庭用電気式生ごみ処理機
家庭用の電気式生ごみ処理機を購入する際に、お住まいの地域の自治体から助成金が出る場合があります。お住まいの地域の自治体の助成条件、助成金額、制度率が検索できます。助成金制度を上手に利用すると、安く購入することができます。

”生ごみ処理機”について

処理機の種類

生ごみ処理機は、大きく分けて2タイプのものがあります。

  • 乾燥タイプ
  • バイオタイプ(コンポスト含む)

乾燥タイプは、加熱して生ごみの水分を飛ばし、カラカラにすることで悪臭の発生を防ぐタイプです。
このタイプをさらに分類すると

  • 乾燥のみのタイプ
  • 乾燥+撹拌のタイプ

に分かれます。
今回はこの加熱タイプの紹介をしています。

もう一つのバイオタイプですが、これは「コンポスト」をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
微生物の力で分解、堆肥化するタイプです。

マンション暮らしの私は、堆肥がたくさんできても使い道がない上、素早く処理できることに魅力を感じたため、バイオタイプは検討しませんでした。
 ※電力が不要など、バイオタイプのメリットもありますので、堆肥の活用を考えられている場合は検討されるのも良いと思います。

処理機(新品)の価格帯

楽天市場や価格ドットコムを見ると、「乾燥タイプ」の生ごみ処理機は2万円強~ の価格帯になっています。
高額のものだと10万円を超えるものもあります。

機能(撹拌有無)やサイズなども価格帯には影響していそうで、処理機の構造が複雑になりやすい「乾燥+撹拌」のタイプの方が価格が高い印象です。

維持コスト

乾燥タイプは、「熱風で生ごみを乾燥させる」もののため、電気代がかかります

日常的な消耗品としては、乾燥のみのタイプだと「ごみ受けネット」があります。
こちらはスーパーやドラッグストアに置かれている「水切りネット」や「ポリネット」などの名称のものが使えます。
みかんが入っているネットや、三角コーナーにつかうネットを想像していただくと分かりやすいです。

長期的な消耗品としては、脱臭炭の交換や、種類によっては処理機のパーツ(パッキンなど)の交換を必要とするものもあります。
こちらは使っている処理機ごとに交換が必要なパーツとその頻度、コストもまちまちです。

メリット

”生ごみ処理機”のメリットは、何といっても家庭内の衛生環境の維持(悪臭対策、虫対策)です。

私の場合、室内に漂う悪臭がストレスになっていましたが、かと言ってマンションのベランダに出すのもご近所迷惑になるため、メンタル面でもメリットがありました。

デメリット

維持費は必ずかかります。
正確な電気代を確認した訳ではありませんが、月に千円程度は電気代がかかっているかもしれません
消耗品にももちろんコストがかかります。

また、処理のための手間も必ず発生します。

私が使っている加熱のみのタイプだと、三角コーナーとしても使える専用ケースにごみ受けネットをセットし、そこにごみを投入します。
その専用ケースごと処理機に入れれば、あとはスイッチオンするだけです。

処理後は、ごみ受けネットごと乾燥されたごみを取り、燃えるごみとして捨てます
処理の際に専用ケースが汚れていることが多々あるため、専用ケースの水洗い+ふき取りの作業は毎回実施しています。

また、どんなごみでも処理できるかというと、そうでもありません。

特に「魚」。
何度か処理してみましたが、処理中の部屋の臭いも、翌日以降の処理機の中の臭いも「魚」
こちらは別の意味で異臭騒ぎになりそうなので、それ以降は処理を諦めました。

あとは、処理の際の音も少なからず発生します
ただ、感覚的にはエアコン(室内機)に近いくらいなので、私の場合はその音の中でも普通に寝られます。

機種選定で検討したこと

処理の際の手間

乾燥タイプであれば、「乾燥のみ」でも「乾燥+撹拌」でも大差はないかもしれません。

ただ、ごみのサイズが大きいとうまく撹拌できないといった記載も見つけたため、”ただ入れるだけ”の「乾燥のみ」タイプに魅力を感じました

処理後の清掃

「乾燥のみ」のタイプは、処理後にごみ受けネットごとごみを取り出し、専用ケースを洗浄します。

一方、「乾燥+撹拌」のタイプは、ネットがないので処理容器に直接ごみが入った状態になります。

撹拌羽の下などに入ったごみを「搔き出す」のを手間と感じるかどうかで、ここはどちらでもよいと感じました。

導入のコスト

上にも書きましたが、撹拌の機能有無で装置の構造が変わってきて、「加熱のみ」に比べて「加熱+撹拌」の方がコストが高い傾向にありました。

助成金が出ない自治体だと分かり、生ごみのためにどこまで費用を割くか考えたとき、この価格差は私にとっては大きく、「加熱のみ」のタイプを選びました。

選んだ処理機と購入方法

我が家では、島産業さんの『Paris Paris Cue(パリパリキュー)』という生ごみ処理機に決めました

価格ドットコムのランキングなどで上位表示され、しかも処理の手間やコストなど私が気になっていた点も満たしてくれていたためです。

実際に使ってみた感想

食材別の処理実績

野菜くず、果物の皮、茶葉、コーヒー滓、鶏皮、排水溝ネットの中のごみ(ネットごと)などの処理は特に問題なくできています。

魚に関しては、我が家では”禁忌”扱いですが、臭いが気にならなければ処理すること自体は問題ありません。

なお、我が家では魚のごみの時だけ、普通のポリ袋で何重にも縛ったあと、さらに”臭いが漏れない”とうたっているちょっとお高めのポリ袋に入れて捨てています。

これで何とか乗り切っていますが、ゴミの量が多いときや、立派な骨がある場合は袋が破れたりして難儀することがあります。

「魚も処理したい」が本音で、いつか妥協するかもしれません。

処理の手間

水切りできる構造になった専用ケース(三角コーナーを想像してください)にごみ受けネットを取り付け、ごみを入れてセットするだけです。

処理後は、ネットごと捨てて、専用ケースを掃除するくらいです。

ほとんど面倒さも感じません。

処理時間

ごみの量や処理モードによるようですが、数時間~の処理時間はかかっています。

「予約しておいて寝ている間に処理する」こともでき、セットしたらあとはほったらかしで大丈夫です。

こちらも特に不便さを感じることはありません。

さいごに

暑い時期に室内に置いている生ごみから発生する悪臭に悩まされてきました。
その悩みから解放してくれたのが”生ごみ処理機”です。

購入や維持にコストがかかることは分かっていましたが、悪臭にまみれた生活をするくらいならマシと思い切って導入して大正解でした。

特に私が選んだ「パリパリキュー」はサイズもそれほど大きくないので、冬場の「生ごみ問題」が無い時期には、収納にしまっておくことも容易です。

”生ごみ処理機”は、悪臭から確実に解放してくれるものです。

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