チャイルドシートの安全性をさらに高める”ISOFIX”固定

使う

チャイルドシートの固定方法は、大きく分けて①シートベルトで固定する「シートベルト固定」のタイプ、②専用のコネクタ部と車のシートにある金具とを固定する「ISOFIX固定」の2タイプがあります。

どちらのタイプにしようかと迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は、「シートベルト固定」タイプのチャイルドシートを使っていましたが、安全性の観点から「ISOFIX固定」のタイプに変更しました。

実際に両方を使ったうえで感じた感想をご紹介します。

「シートベルト固定」タイプ

その名の通り、シートベルトでチャイルドシートを固定します。

子供が小さいうちはチャイルドシート付属のベルトで、少し大きくなるとシートも子供も一緒にシートベルトで固定します。

メリット

ほとんどの車に対応可能
 ISOFIX非対応の古い車種でも取り付けできます。

設置場所の自由度が高い
 車種によっては助手席や3列目などにも取り付けられる場合がある点もメリットです。

価格が比較的安い
 同じグレードならISOFIX対応モデルより安いことが多い傾向です。

デメリット

取り付けがやや複雑
 シートベルトの通し方を間違えると安全性が下がります。慣れるまでは説明書を確認しながら取り付けることもしばしばでした。

 

固定が甘くなりやすい
 片膝を乗せるなどしてチャイルドシートに体重をかけながらシートベルトを目一杯締め付けて固定する必要があります。狭い車内で思うように体重がかけられず、固定が甘くなることもたまにありました。

着脱に時間がかかる
 取付・取り外しがやや複雑なため、時間がかかります。特に真夏は車内も車外も暑く、汗だくになりながら取り付けていました。

「ISOFIX固定」タイプ

こちらのタイプは、チャイルドシートに付属の金具をシート側の金具に押し込むことで固定できるものになります。取り外す際もワンタッチで外せます。

メリット

取り付けが簡単で確実
 チャイルドシートの金具をシート側の金具にカチッとはめ込むだけなので、ミスがほとんど起きません。

安全性が高い
 欧州の安全基準を満たす設計で、衝突時の強度が高いのも特長です。シートベルト固定のタイプと異なり、手で揺らしてみてもほとんどぐらつきません。

着脱がスピーディー
 取り付けは押し込むだけ、取り外しはワンタッチと、短時間で作業できます。体感になりますが、取付時間はシートベルト固定タイプの半分以下になったように思います。

デメリット

対応車種が限られる
 ISOFIX金具が装備されていない車には使うことができません。ただし、2008年以降の車はほぼ標準装備されています。カーシェアで異なる車種の車に何台か乗りましたが、いずれも取付可でした。2008年以前の車に出会う機会の方が珍しいかもしれません。

設置場所が限定される
 後部座席の特定位置(左右か中央の一部)にしか付けられません。車種によるため、事前にチェックされることをお勧めします。

価格が高め
 構造は少し複雑になるためか、同等性能のシートベルト固定タイプより高価になる傾向です。

まとめ

  • 安全性・使いやすさを重視 → ISOFIX固定
  • 価格・設置の自由度を重視 → シートベルト固定

元々シートベルト固定タイプを使っていた人間としては、ISOFIXタイプの取付けの簡単さと固定後の安定感は驚きでした。

特に最近の車であればISOFIX対応がほとんどなので、チャイルドシートを選ぶ際は「まずはISOFIXで検討し、どうしても設置場所や車種の事情がある場合はシートベルト固定を選ぶ」という流れがよいと思います。

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