サボテンが花を咲かせない場合に見直すこと

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観賞用の植物として人気が高いサボテン。

百円均一で手に入るものから、専門店でびっくりするような価格で売られているものまで、色々な種類、サイズのものが売られています。

私もその魅力にはまってマンションのベランダで育てていましたが、なかなか花を咲かせてくれませんでした。

今から考えると、環境、特に『日当たり』が十分でなかったことが原因だと考えています。

サボテン栽培にはまった理由

今から10年ほど前ですが、たまたま行ったホームセンターで少し黄色っぽくなったサボテンが値引販売されていました。

あまり環境が良くなかったのか、弱々しく姿のサボテンを見て「何とか助けたい」と思い、妻と相談して購入を決めました。

これがサボテンを栽培し始めたきっかけです。

なお、この黄色っぽくなったサボテンはその後数か月に渡ってお世話したのですが、全く変化が見られませんでした。

同じタイミングで購入した別のサボテンは、水をやってしばらくすると「むくっ」と大きくなるのに対して、この黄色っぽいサボテンは全く変化がない・・・。

ということで、ある日この黄色っぽくなったサボテンを手袋をした手で触ってみました。

すると明らかにスカスカの触感で、軽く握るだけでボソッと潰れてしまいました。

どうやら購入した時点ですでにこのサボテンは枯れていたようです。

それに気づけなかった悔しさと、店頭で枯れてしまような環境に置かれることを可哀そうに思う気持ち、そして何よりそこまでのお世話でサボテンへの愛着が湧き、すっかりはまってしまいました。

私がサボテンを栽培していた環境

最盛期は60種くらいのサボテンを栽培していました。

種を取りそれを発芽させたり、大きいサボテンの表面に枝分かれしてできる小さいサボテンを切り取って新たに植えなおしたりと、増やすことにも取り組みました。

当時住んでいたマンションのベランダにスチールラックを置いて、そこに並べて毎日のようにお世話していました。 ※写真は一例

ただ、思うように花を咲かせてくれない、成長が遅いというのが悩みでした。

子供が生まれてサボテンの世話がおろそかになり・・・

60種のサボテンをお世話している時に、子供が生まれました。

サボテンは水やりの頻度も少なくて済む植物で、お世話にそれほど手がかかる訳ではありません。

それでも、初めての子供を前にしお世話で精一杯になってしまった私は、サボテンを枯らせるという失態をおかしました。

そして、「このままではいけない。」と思い、実家の家族に甘えてサボテンたちを引っ越しさせました。

サボテンたち、覚醒

実家に引っ越しさせたサボテンたちと次に会ったのは数か月後でした。

その姿は少し大きくなっており、ちらほら花を咲かせるものも見られました。

そして、その後帰省する度にサボテンたちは大きくなりました。

私が育てていた3年間ほどではほとんど大きくならなかったサボテンたちは、引っ越し後の3年くらいで倍くらいのサイズにまで成長したのです。

春と秋には、花もじゃんじゃん咲くようになったのです。

環境の違い

この成長の違いは、特に日当たりが効いているのではないかと思っています。

引っ越し前後の環境の比較です。

建物日当たり風通し朝晩の温度差
引っ越し前マンション午前中の1~2時間だけまあまあ夜の気温が下がりにくい
引っ越し後戸建て日の出からお昼ごろまで良い昼間は暑いが、朝夕は気温下がる

サボテンは、本来生育する地域の環境に近い状態を作り出してあげるほど成長がよいといわれます。

西部劇などのイメージもあるかもしれませんが、乾燥した土地で低木のみの環境のため日当たりがよく、また昼と夜の寒暖差激しい環境を好みます。

今振り返ると、マンションのベランダという環境で、特に日当たりが十分でなかったために生育が悪かったのだろうとみています。

サボテンの花がなかなか咲かない、成長が遅いと感じる時には、「サボテンが元々生育する土地の環境に近づけられているか?」と考えてみてください。

条件を変えてあげるだけで、別人ならぬ”別サボテン”の顔を見せてくれると思います。

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