会社から帰宅してから夕飯の準備に取りかかり、時間も体力もそがれてしまっていると感じることはありませんか?
とくに子育て中の家庭では、お腹が空いて機嫌の悪い子供の相手をしたり、宿題を見たりと、体がいくらあっても足りません。

家に帰ったら夕飯が出来上がっている生活がしたい

自動調理器はどう?
会社に行っている間や外出している間に、勝手に料理してくれる道具があれば本当に便利です。
それを叶えてくれるのが、”自動調理器”とか”ほったらかし調理器”と呼ばれるものです。
我が家ではクックフォーミー(T-fal)とヘルシオ ホットクック(SHARP)の2台を使っています。
今回は2種類の自動調理器を実際に使っている感想や使い分けを紹介します。
我が家の”自動調理器”遍歴
もともと手動の圧力鍋を持っていて”圧力鍋は調理時間も早く、味も良く染みて料理がおいしい”というのは分かっていました。
ですが、手動の圧力鍋は取り扱いが少し複雑なので、いつかミスをしそうで怖いというのはありました。
また、「手動の圧力鍋は使い方を間違えるとフタが飛ぶ」といった情報も聞いてしまい、万が一のことがあるといけないと思うようになりました。

手動の圧力鍋をこのまま使っていて大丈夫かな・・・
もっと安心・安全で簡単に使える圧力鍋がないか探していた時に見つけたのがクックフォーミー(Cook4me)。
クックフォーミーを使い始めて5年以上になりますが、今も現役で働いてくれていて、我が家の家族の胃袋を満たし続けてくれています。
ただ、我が家のクックフォーミーには予約調理(※)や完全ほったらかし調理の機能がありません。
それができたらどんなに便利だろうと感じ、思い切ってホットクックも導入するに至りました。
※最新機種ではクックフォーミーにも「スロークッキング」という予約調理機能(自動保温機能)が追加されています。
この「予約調理」の機能は、調理が終わった後も「食べ物が腐敗しやすい温度」を避けて保温してくれるもので、”玄関開けたらすぐ夕飯”を可能にするのに必須の機能です。

どうしても時間に追われてしまう平日の夕飯時を、もっと余裕のある時間に変えるため、ホットクックも使うことにしました。
平日はこの「予約調理」機能が大活躍してくれています!
クックフォーミーを使った感想
クックフォーミーの魅力:驚くほどの調理スピード
クックフォーミーの良さは、何といっても”調理時間の短さ”です。
まさに時短家電。
電気圧力鍋なので、例えばビーフカレーなら15分程度の調理時間で完成します(具材を切るなどの準備時間は除く)。
「煮込む」調理のほか、「蒸す」調理にも使えるため、プリンなども良く作っています。
圧力鍋なので、味もよく染み込み、お肉料理などはホロホロな仕上がりになります。
最新機種だと250種類程度のレシピが登録されていて、Wi-Fi接続で追加も可能です。レシピに沿って準備・調理することで安定した味に仕上がります。
そして、鍋の大きいタイプでは4~6人分(レシピによる)の量の調理が一度にできるため、我が家のように週末に作り置きしたい場合、「早い」、「うまい」、「多い」の三拍子が揃う点も魅力です。
クックフォーミーに期待する(していた)点
我が家の機種は数世代前のこともあって、まず予約調理の機能がありません。
最新機種では予約調理機能が追加されているので、これから使い始める方は予約調理機能のついた型式かを確認されることをお勧めします。
なお、予約調理機能は、食材が腐敗しやすい温度域よりも高温で保温する機能です。
あと、ビーフカレーを例に挙げると、初めに具材を炒めるところは手動、水とルーとを入れたところからは自動の調理となります。内臓されたレシピを見る限りでは、今の機種でも同じ作業内容のようです。我が家では、平日の帰宅後に調理する際に、この「ひと手間」がハードル高く感じられました。
※予約調理機能では、”炒める”工程を省略しているのだと思います。実際に最新機種を使っている訳ではないため、間違っていたらすみません。
お手入れ
使った後に毎回発生するのが”お手入れ”ですが、私自身はそれほど大変さを感じていません。
洗う必要があるのは、鍋と内フタ(5パーツに分解)、蒸気口(2パーツに分解)、蒸気受けになります。文字で書くと大変そうな感じがしますが、鍋(大きいので手洗い)以外は、ばらして食洗器に入れれば洗えます。分解パーツも一度やれば覚えられるくらい簡単に取り外しできるので、全く苦になりません。
ホットクックを使った感想
ホットクックの魅力:予約調理(かき混ぜ機能)と無水調理

我が家がホットクックを導入した理由の一つが予約調理ができることに魅力を感じたためでした。
朝、具材を鍋にセットすると、夜帰宅した時に温かい状態の料理が食べられるという、まさに”ほったらかし調理”がありがたく、愛用しています。
例えば実際にビーフカレーを作る場合の流れは以下のとおりです。
- 前日のよるに具材をカット
- 当日朝に具材とルーをいれ、帰宅時間に合わせて予約調理開始
- 帰宅したらすぐ食事(ごはんの予約炊飯もしておきましょう!)
特に夜のうちに具材準備ができるので、朝は鍋に材料を入れるだけ。
ものの5分もあれば予約調理スタートでき、忙しい朝に大助かりです。
もちろん、帰ったら出来上がっているので、夕飯の準備も大幅に作業が減ります。
別の魅力として、”自動かき混ぜ機能”による焦げ付き防止と、”無水調理”による味の深まりにも期待できます。
実際に、我が家のグルメな長女(小学校低学年)は、「ホットクックで料理して!」と指定してくる有り様です。
もちろん、レシピ内臓でネット接続により情報追加もできます。
一度に調理できる量も、大きいタイプを選べば、4~6人分(レシピによる)を作ることができます。
調理時間
ホットクックは圧力鍋ではないので、例えば上記のビーフカレーだと調理時間が約45分かかります。
平日の夕食の調理で毎日この時間待つのはちょっと辛いものもあり、休日の昼間にその日の夕食の調理をしたり、前日の夜に準備をしておいて、翌日の夕食用に予約調理するといった使い方がメインになっています。
お手入れ
ホットクックでは、鍋、内フタ、かき混ぜ用のパーツ、蒸気口が使用後のお手入れ対象になります。かき混ぜ用パーツは少し分解がいりますが、鍋(大きいので手洗い)以外は食洗器で洗っています。
パーツの分解も組み立ても、最初は何度か取説を見ながらやりましたが、慣れてしまえば全く苦になりません。
使い分け
我が家ではおもに、
◆クックフォーミー:週末(休日)にその日食べる分や、週前半の作り置き分
◆ホットクック:週末(休日)にその日食べる分や、週後半の予約調理
のような使い分けになっています。
共働きで調理時間を少しでも減らしたい我が家にとって、2台使いが理想的で現実的だと思っています。
2台使いをした感想
それぞれ、調理時間、作業内容、仕上がりの味などに違いがあります。
特に味に関しては、人それぞれ好みがあると思います。
うちも、備蓄米がなんともない私と次女がいる一方で、食べるのが辛いという妻と長女がいますので、評価はそれぞれです。
ただ、好みの差はあれどどちらもおいしいです。
調理時間や作業内容についても、優先順位は人それぞれかと思います。我が家にとっては、異なる2台を使い分けることでお互いを補う合うような、しっくりくる形を見つけることができています。
ただ、もし今から我が家が自動調理器を選んで使い始める段階だとすると、先にホットクックを購入する気がします。
”味にうるさい人の声が大きいから”がその理由です・・・。
まとめ
自動調理器は、「自分の時間を作り出す」上でとても有効です。
仕事で疲れて帰って、そこからさらに夕食の調理するのは大変です。
お子さんがいらっしゃるご家庭では、待ってもらうのも一苦労かと思います。
自動調理器の予約調理で、おいしい料理とともに”玄関開けたらすぐ夕飯”を食べられる幸せを味わってみてください。
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