「学級閉鎖って、何日休みになるの?」結論から言うと、神戸市では「5日間を基本」と案内されています。しかもこの5日間には土日祝日も含みます。わが家のときは土日をはさんだので、実際に休んだ平日は3日間でした。
ただ、わたしが本当に困ったのはそこではありませんでした。学級閉鎖の間は、学童も使えなかったのです。子どもは元気。学校は休み。でも預け先はない。共働きにとっては、これがいちばんきつい形でした。
神戸市在住、共働きで小学生の娘2人を育てています。学童も利用中です。ある冬、上の子のクラスが学級閉鎖になり、登校したあとの朝に「お迎えに来てください」と連絡が来ました。
この記事では、①学級閉鎖は何日休みになるのか ②その間、学童は使えるのか ③在宅勤務で乗り切れるのか ④2025年4月に変わった「子の看護等休暇」 ⑤病児保育という手とその限界を、実際に経験した順に書きます。
先に知っておくだけで、当日の朝に慌てなくて済みます。わが家は何も知らずに当日を迎えて、かなり慌てました。
学級閉鎖の連絡は「当日の朝」に来た

わたしはずっと、学級閉鎖は前日の夜までに分かるものだと思っていました。実際は違いました。
- 朝、いつもどおり子どもを送り出した
- わたしも仕事を始めた
- その直後、学校の連絡アプリに通知が届いた
- 内容は「学級閉鎖になったので、お迎えに来てください」
- 子ども本人は感染しておらず、元気
つまり「今日はもう仕事にならない」と分かるのが、仕事を始めた後だったということです。会議の予定も入っていました。ここが、学級閉鎖のいちばん厄介なところだと思います。
※連絡の方法やタイミングは学校によって違います。前日に分かるケースもあります。ただ「当日の朝に来ることがある」と知っておくだけで、心構えが変わります。
学級閉鎖は何日休み?|神戸市は「5日間が基本」
「学級閉鎖は◯日間」という全国共通のルールはありません。感染症による臨時休業は学校保健安全法にもとづくもので、最終的には学校や教育委員会が判断します。
ただし神戸市は、判断のしかたと日数の目安をはっきり公表しています。
- 学級閉鎖にするのは、コロナやインフルエンザと診断された子が1人以上いて、かつそのクラスの欠席率が高くなったとき(15〜20%が目安)
- 期間は5日間を基本
- ⚠️この日数には土日祝日を含みます
- 最終的には学校園と教育委員会の協議により、状況に応じて決定
出典:神戸市FAQ「学級閉鎖の基準を教えてください。」(2026年8月時点)
🔑ここが大事なところです。「5日間」と聞くと平日5日を想像しますが、土日祝を含めて5日間です。つまり曜日の並びで、親が仕事を調整しなければいけない日数がまるで変わります。
- 木曜スタートなら、木・金+土日+月=仕事を休むのは平日3日
- 月曜スタートなら、月〜金=平日5日、まるまる1週間
わが家は土日をはさむ並びだったので、平日3日間で済みました。正直、これは運が良かったと思っています。逆の並びだったら、1週間まるごと夫婦でやりくりすることになっていました。
⚠️あくまで「5日間を基本」であって、状況に応じて変わります。また基準も日数も自治体によって違います。お住まいの自治体の案内を確認してください。
見落としがち|学級閉鎖の間、学童は使えないことがある
これがいちばんの盲点でした。学童に入っていれば預かってもらえると思っていたのですが、そうではありませんでした。神戸市の公式ページには、こう書かれています。
インフルエンザなどのため学級閉鎖や学年閉鎖となっている場合、対象の学級・学年の児童は自宅待機となります。
神戸市:学童保育(放課後児童クラブ)(2026年8月時点)
理由を考えれば当然で、学級閉鎖は感染を広げないための措置だからです。学校を休みにしても、同じ子どもたちが学童に集まってしまっては意味がありません。
ただ、共働きの立場からすると「学校は休み・子どもは元気・学童もダメ」という状態です。家族の誰かが仕事を休むしかありません。
⚠️この扱いは自治体や施設によって違います。お住まいの自治体の学童の案内や入会のしおりを、いま一度確認しておくことをおすすめします。当日に調べるのでは遅いです。
在宅勤務では乗り切れませんでした

わが家は、わたしが在宅勤務、妻が看護休暇という形でしのぎました。ただ在宅勤務の日は、正直まったくうまくいきませんでした。
- 勉強を見てあげる時間が取れない
- 一緒に遊ぶ時間も取れない
- 手が空かないので、子どもたちは好き勝手に過ごし始める
- 結局、テレビとYouTubeを見せて静かにさせることになった
仕事は中途半端、子どもの相手も中途半端。どちらにも申し訳ない一日でした。「在宅勤務ができるから、学級閉鎖くらい何とかなる」と思っていましたが、それは幻想でした。
もうひとつ、正直に書いておきます。子どもの世話をしながら在宅勤務をしてよいかどうかは、勤務先のルールによります。認めている会社もあれば、そうでない会社もあります。曖昧なまま押し通すのは、あとで気まずくなる可能性があります。
わが家がたどり着いた答えは、「休むと決めたら、休暇を取るほうが分かりやすい」でした。
2025年4月から「子の看護等休暇」が変わりました
ここが、いちばん知られていないところだと思います。育児・介護休業法の改正で、2025年4月から「子の看護休暇」が「子の看護等休暇」に変わり、使える場面が広がりました。
- 対象になる子が「小学校就学前まで」から「小学3年生修了まで」に拡大
- 取得できる理由に「感染症に伴う学級閉鎖等」が追加
- 入園式・入学式・卒園式なども対象に
- 勤続6か月未満の人を対象外にできる規定が廃止
出典:厚生労働省「2025年4月から、改正育児・介護休業法等が施行!」(2026年8月時点)
つまり「子どもは元気だけど学級閉鎖で休み」というときも、正式に休暇の理由になるということです。わが家では実際に、妻が学級閉鎖のときに迷わずこの休暇を選びました。お願いして休ませてもらうのではなく、権利として使わせてもらうという感覚です。入学式のときにも使いました。
⚠️ただし細かい条件は勤務先によって違います。週の所定労働日数が少ない場合など、労使協定で対象外になることがあります。有給か無給かも勤務先しだいです。制度の中身は、落ち着いているうちに勤務先に確認しておいてください。
そしてもうひとつ。対象は小学3年生修了までです。わが家の上の子は小3。つまり、この手が使えるのは今年が最後ということになります。
病児保育という手と、その限界
保育園時代は、病児保育に何度も助けられました。仕組みはこうでした。
- 前日に電話で連絡する
- その保育園に通う子で定員が埋まらなければ、翌朝に「受け入れできます」と連絡が来る
- 連絡は朝8時ごろ
早い者勝ちの面はありますが、それでもあるとないとでは全然違いました。もちろん取れなかったこともあり、そのときは在宅勤務か休暇でしのぎました。
「その園に入れば安心」ではありませんでした
意外だったのは、その後の話です。病児保育がある保育園に子どもたちを入れたあとも、前日に予約していなければ受け入れてもらえませんでした。通っている園児であっても、ルールは同じだったのです。
「病児保育がある園に入れば、いざというとき安心」と思っていたので、これは想定外でした。制度があることと、その日に使えることは、まったく別だと学びました。
小学生になると、そもそも預け先が見つからない
そして小学生になって気づいたことがあります。近くに、小学生を受け入れてくれる病児保育がないのです。
小学生も対象にしている施設はありますが、数が限られます。保育園時代に当たり前に使えていた逃げ道が、小学校入学と同時に消える——これは「小1の壁」のなかでも、あまり語られない一面だと思います。
※なお学級閉鎖の場合、子ども本人は元気なので、そもそも病児保育の対象外になることが多い点にも注意が必要です。「病気じゃないから預けられない」という、少し不思議な状況になります。
わが家がたどり着いた形
いまは夫婦で交代しながら、看護休暇と在宅勤務を組み合わせてしのいでいます。それでも、うまく回っているとは言えません。
ただ、何度か経験して分かったことがあります。完璧な正解はない。だから「先に決めておく」ことだけが唯一の対策だということです。
当日の朝に「どっちが休む?」から話し合うと、確実にもめます。1日目は誰、2日目は誰——これを平時に決めておくだけで、当日の消耗がまったく違いました。
いま準備しておくと、当日ラクになること
- 学童は学級閉鎖のときどうなるかを、入会案内やしおりで確認しておく
- 勤務先の看護休暇の中身(日数・時間単位で取れるか・扱い)を確認しておく
- 1日目はどちらが休むかを、夫婦で先に決めておく
- 近くに小学生を受け入れる病児保育があるかを調べておく
- 学校の連絡アプリの通知をオンにしておく(朝に届くことがあるため)
- 3日分の昼ごはんをどうするかをざっくり考えておく
とくに1と2は、調べるのに5分もかかりません。わが家はこれをやっていなかったせいで、当日にバタバタしました。
よくある質問
Q. 学級閉鎖は何日くらい休みになりますか?
A. 神戸市では「5日間を基本」と案内されています。⚠️この日数には土日祝日を含みます。わが家は土日をはさんだので平日3日間でしたが、曜日の並びによっては平日5日=まるまる1週間になります。最終的には学校園と教育委員会の協議で決まり、基準も日数も自治体によって違います。
Q. 子どもが元気なら、学童は預かってくれますか?
A. 自治体や施設によって違いますが、預かってもらえないことが多いです。神戸市の場合、対象の学級・学年の児童は自宅待機と案内されています。必ずお住まいの自治体・施設の案内を確認してください。
Q. 学級閉鎖でも看護休暇は使えますか?
A. 2025年4月の法改正で、「感染症に伴う学級閉鎖等」が取得理由に追加されました(対象は小学3年生修了まで)。ただし細かい条件は勤務先によって違うので、勤務先に確認してください。
Q. 在宅勤務があれば乗り切れますか?
A. わが家は乗り切れませんでした。仕事も子どもの相手も中途半端になります。また、子どもの世話をしながら在宅勤務してよいかは勤務先のルールしだいです。休むと決めたら休暇を取るほうが、結果的に分かりやすいと感じています。
Q. 病児保育は小学生でも使えますか?
A. 受け入れている施設もありますが、数が少なく、近くにないことも多いです。また学級閉鎖の場合は本人が元気なので対象外になることが多い点にも注意してください。
まとめ|学級閉鎖は「日数」より「預け先がない」ほうが問題
- 神戸市の学級閉鎖は5日間が基本(土日祝を含む)。曜日の並びで平日3日にも5日にもなる
- 連絡は当日の朝に来ることがある
- ⚠️その間、学童は使えないことが多い(神戸市は自宅待機)
- 在宅勤務では乗り切れなかった。休むなら休暇のほうが分かりやすい
- 2025年4月から学級閉鎖でも子の看護等休暇が使える(小3修了まで)
- 病児保育は前日予約が前提。小学生の受け入れ先はさらに少ない
学級閉鎖そのものは、防ぎようがありません。でも「その日にどう動くか」は、いま決めておけます。わが家の失敗が、どこかの共働き家庭の余裕につながればうれしいです。
※制度や運用は変わることがあります。最新の情報は、お住まいの自治体・学校・勤務先で必ずご確認ください。


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