「下の子のせいで…」「もう嫌だ」
最近、わが家の上の子(小3・お姉ちゃん)が毎日のように口にするセリフです。
下の子(小1)が入学してから荒れていることは、別の記事に書きました。叫ぶ・物を投げる・暴言・叩く——夕方から夜にかけて、家の中はカオスです。
でも、その裏で一番のとばっちりを受けているのが、上の子です。叩かれる、暴言を吐かれる、勝手なことを「やってた」とチクられる——お姉ちゃんは毎日、下の子の感情の波の最前線で耐えています。
この記事は、解決策をまとめた記事ではありません。「下の子が荒れる」の裏で「上の子もしんどい」現実を、共働きパパが正直に書きます。同じ悩みを持つご家庭に「うちだけじゃない」と感じてもらえれば嬉しいです。
この記事でわかること
- 下の子が荒れることで、上の子もしんどくなっている現実
- 「最初は我慢→爆発→嫌悪」上の子の感情変化
- 親が「どちらが悪いか判断できない」という難しさ
- 「お姉ちゃんだから」を言わない理由
- 姉妹それぞれの時間を作る工夫
- 父親としての本音と感謝の気持ち
📖 下の子の話はこちら:「小1の壁」は子供にもあった|癇癪・暴言・荒れる小1の下の子に寄り添う共働きパパ【父親の悩みシリーズ第1弾】
しっかり者だけど甘えん坊なお姉ちゃんが、変わってきた
もともと上の子はしっかり者だけど甘えん坊な性格でした。下の子の面倒を見るのが好きで、年の差を活かして頼れるお姉ちゃんとして振る舞ってくれていました。
でも下の子が荒れ始めてから、上の子も意地悪をしたり、ナーバスになることが増えました。下の子に対して厳しい言葉を返したり、突き放したりする姿が目立つようになりました。
当然と言えば当然です。毎日のように叩かれて、暴言を吐かれて、チクられる——大人でも参ってしまう状況の中で、9歳の上の子が淡々と平常心を保てるはずがありません。
下の子からのとばっちり|上の子の反応の変化
下の子から攻撃されたとき、上の子の反応はだんだん変わってきています。

段階①:最初は我慢する
叩かれても、最初は黙って我慢します。「お姉ちゃんだから」という意識があるのか、その場では何も言わずに耐えていることが多いです。
段階②:親がいないところで仕返し
でも、親が見ていないところでは違います。こっそり仕返ししたり、意地悪をしたり。これは下の子が「お姉ちゃんに先にやられた」と訴えてくる場面でわかります。
段階③:爆発して暴言
限界を超えると、上の子も爆発します。下の子に対して強い言葉や暴言を吐く場面が、最近は珍しくありません。
段階④:「どうせまた」と嫌悪
そして最近は「どうせまたやってくるから、嫌い」という諦めと嫌悪の感情が混じった表情を見せるようになりました。疲れて諦めている、というよりは、「もう下の子のことが嫌い」になっているのが伝わってきます。
これは親としても、見ていてつらい変化です。仲の良かった姉妹が、毎日の積み重ねで距離を取り始めている。
親として一番の悩み:どちらが悪いか、判断できない
姉妹のいざこざの中で、親として一番悩むのが「どちらが悪いか判断できない」ことです。
こちらが見ているのは、その瞬間の一部分だけ。「上の子が下の子を叩いた」場面を見ても、その前に下の子が何かしていたかもしれない。逆もまた然り。
結果として、私は「叩いた瞬間を見たら叱る」というシンプルなルールで動くしかありません。だから、自分が見た上の子の行動には叱るしかない。
でも上の子からすれば、「下の子が先にやってきたから」やり返しただけ。叱られた瞬間の表情は、明らかに「なんで自分だけ怒られるの」という不満です。
「下の子が先にやってきたから」という上の子の言葉は、私の胸に刺さります。事実そうなのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。でも、上の子はそう感じている。それだけで、十分に理不尽な体験のはずです。
常に子どもたちの行動を見ている訳ではない以上、親は完璧な判定はできません。だから両方を叱ったり、どちらも叱らなかったりする。子どもたちは絶対に不満を抱えていると思います。

「お姉ちゃんだから」は言わないと決めている
こうした状況で、わが家で意識的にやめていることがあります。
「お姉ちゃんだから」「お姉ちゃんなんだから」という言葉は、できるだけ使わないようにしています。
理由はシンプルで——上の子の立場から見れば、理不尽だからです。
たまたま先に生まれただけで、「お姉ちゃん」という役割を背負わされて、下の子に我慢を強いられる。9歳の子に「我慢しろ」と言うのは、納得感もないし、理不尽でしかありません。
「お姉ちゃんだから」という言葉を使えば、その場は収まるかもしれません。でも、長期的には上の子の心に「自分は犠牲になる役割なんだ」という思い込みを植え付けてしまう。それは絶対に避けたいと思っています。
姉妹それぞれと過ごす時間を作っている
家族全員で過ごすと、どうしても下の子の感情の波に全員が巻き込まれます。だから、意識的に「姉妹を別々に行動させる時間」を作るようにしています。
- パパと上の子だけで買い物
- ママと下の子だけで遊ぶ
- 逆に、パパと下の子・ママと上の子
不思議なもので、姉妹が離れている時間は、2人とも比較的落ち着いています。お互いに刺激し合うことがなくなるだけで、表情が穏やかになる。
そのときに、ちょっとした特別なこと——スイーツを食べさせたり、かわいいものを買ってあげたり——を意識的にやっています。「お姉ちゃん優先」というわけではなく、それぞれが「自分は大事にされている」と感じられる小さな積み重ねを大切にしています。

父親としての本音:感謝と、心配
最近、上の子も我慢できないことが増えています。爆発して暴言を吐く回数も増え、「もう嫌だ」と泣くこともあります。
でも私は知っています。これは上の子のストレスのサインであって、悪いのは上の子じゃない。それでも上の子は、毎日下の子のとばっちりを受けながら、それでも一緒に生活してくれている。
父親として今、上の子に対して感じているのは——
- 感謝:我慢してくれてありがとう。下の子と毎日向き合ってくれてありがとう
- 心配:このストレスが、上の子の心に深く残らないか
- 申し訳なさ:両方叱る場面で、理不尽な思いをさせていないか
いつか、上の子が大きくなったときに、「あの頃、本当によく我慢してくれてありがとう」と伝えたいです。今は伝えても照れくさくて受け取ってもらえないかもしれないけど、ふとした瞬間に伝えていきたい。
同じ悩みを持つパパ・ママへ
兄弟・姉妹のどちらかが荒れているとき、もう一方の子もしんどい思いをしているかもしれません。
でも、その「もう一方の子」のしんどさは、表に出にくいことが多いです。「お姉ちゃん(お兄ちゃん)はしっかりしているから」と、つい目を向けない時間が増えていないか——私自身、自問する毎日です。
「我慢してくれている子」にも、定期的に「ありがとう」と伝えることが、親としてできる小さなことなんだと思います。
これは現在進行形の悩みです。解決していません。「父親の悩みシリーズ」として、これからも書き続けます。
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