「ちょっとお話だけ、聞いてもらえませんか?」——街でそう声をかけられると、つい身構えてしまう。あなたはどうですか? 携帯ショップの前で配っているポケットティッシュ、なんとなく受け取っていませんか?
書いているのは、神戸で共働き、小学生の姉妹を育てるパパです。通信費・保険・固定費…と、家計のムダを片っぱしから見直してきました。その中でたどり着いた、ちょっと変わった習慣があります。
それが「自分から、営業に近づかない」。この記事では、我が家が実際にやっている“近づかない”習慣と、それで守れるお金・時間・個人情報の話をします。
特別な我慢も、専門知識もいりません。読み終わるころには、「あ、これなら自分にもできそう」と思えるはずです。
先に結論を言うと——お金を守るコツは、売り込まれる場所に、自分から近づかないこと。たった、これだけです。
この記事でわかること
- 「自分から営業に近づかない」具体的な習慣
- その習慣で守れる3つのもの(お金・時間・個人情報)
- ケチにも冷たくもならない“線引き”の考え方
我が家は、自分から営業に近づきません

我が家の近所は、なぜか携帯ショップが多いエリア。週末になると、店員さんがポケットティッシュを配ったり、子ども向けのくじ引きや風船を用意したりして、家族連れに声をかけています。
でも我が家は、そのほとんどを素通りします。ティッシュも、くじ引きも。冷たく見えるかもしれませんが、これにはちゃんと理由があります。具体的に、我が家がやっていること(やらないこと)はこんな感じです。
- 路上で配っているティッシュやチラシは、受け取らない
- 用がないのに、携帯ショップや家電量販店の売り場に立ち寄らない
- 「無料相談」「お試し」「モニター募集」には、自分から行かない
- レジや店頭での「ついでにこちらもいかがですか?」は、その場で断る
- 訪問営業や勧誘の電話には、そもそも応じない
ポイントは、あくまで「自分から」近づかないこと。世の中のすべてを拒否するのではなく、わざわざ売り込まれる場所に足を運ばない、という距離感です。
きっかけは、学生時代の“あの一件”
なぜここまでするようになったのか。きっかけは、学生のころの苦い経験でした。
あるとき、インターネット回線の勧誘で「話だけ聞いてくれたらいいので」と言われ、つい足を止めてしまいました。ところが、説明は30分以上。料金プランやキャンペーンを延々と聞かされ、こちらが「今回は結構です」と断った瞬間——相手があからさまに不機嫌になったのです。
正直、こわかった。もし自分がもっと気の弱い人だったら、その場で契約していたかもしれない。そう思うと、ぞっとしました。
もちろん、営業の人がみんなこうだとは思いません。これは、たまたま出会った“あるひとり”の話です。でもこの一件で、私はひとつ学びました。
その場で、複雑な料金やキャンペーンをぜんぶ理解して、即決するなんて無理。
料金体系が入り組んでいたり、「今だけ」「あなただけ」と急かされたりすると、冷静な判断はできません。だったら——最初から、その場に立たないのがいちばん、というわけです。
「近づかない」で守れる3つのもの

やってみて気づいたのは、近づかないことで守れるのはお金だけではないということ。お金・時間・個人情報の3つが、まとめて守れていました。
① お金
いちばん大きいのは、もちろんお金。“その場のノリ”で増えがちな出費を、まるごと回避できます。勧められるままに契約していたかもしれないものは、たとえば——
- スマホの2台持ちや、必要のない端末の分割払い
- 「ご家族なら安心ですよ」と勧められる保険
どれも、月々はわずかでも、ずっと払い続ける固定費になりがちなもの。その入り口に立たないだけで、家計に静かに効いてきます。(※保険や通信プランは、人によって最適解が違います。必要かどうかは、ご自身でじっくり検討してくださいね。)
② 時間
共働きで子育て中だと、時間こそ一番のごちそう。あの日の30分のように、営業の説明に付き合う時間は、正直もったいない。「話を聞く→検討する→断る」には、想像以上にエネルギーを使います。最初から話をしなければ、その時間をまるごと家族や自分のために使えます。
③ 個人情報
意外と見落としがちなのが、これ。ティッシュ1個、くじ引き1回のために、名前や連絡先を書かされることがあります。たった1個のティッシュと引きかえに、あとからの勧誘リストに載るのは、割に合わない。だから、自分からは絡まない。これも立派な“守り”です。
ケチでも、冷たくもない。「自分のペースで選ぶ」だけ

ここまで読むと、「ずいぶん徹底してるな」「ちょっとケチ?」と思われるかもしれません。でも、全部を拒否しているわけではありません。
必要なものは、ちゃんとお金を払って買います。プロの意見を聞きたいときは、自分からお店に出向いて相談することもあります。ただ、最近はネットの情報がとても充実しているので、その機会もほとんどなくなりました。信頼できる人に相談することはあっても、そこに“商売”が絡む人はいません。私の判断軸は、シンプルにこれだけです。
その場で決めない。明確な料金のサービスを、自分で調べて選ぶ。
ネットで調べれば、料金もクチコミもだいたい分かります。比べて、納得して、急かされない場所で、自分のペースで決める。ただ、それだけのこと。「絡まない」のは人を避けたいからではなく、自分のお金と時間を、自分で守りたいから。そう考えると、ちょっと気がラクになりませんか。
気づけば、家族も同じに
おもしろいことに、この習慣、いつのまにか家族にも広がっていました。最初は私だけだったのが、今では妻も、街で声をかけられても自然に素通りするように。子どもたちも、携帯ショップのくじ引きに「やりたい!」とぐずることが、ぐっと減りました。
子どもには、こう伝えています。「タダより高いものはない、こともあるんだよ」と。無料でもらえるもの、楽しそうなイベントの裏には、たいてい“売りたい理由”がある。それに気づける目を、少しずつ持ってくれたらいいなと思っています。
まとめ|“近づかない”は、いちばんラクな防御
お金を守る方法というと、つい「節約する」「我慢する」を思い浮かべます。でも、そもそも出費の入り口に立たないのは、我慢すらいらない、いちばんラクな防御です。
- 路上のティッシュも、無料相談も、自分からは近づかない
- 守れるのは、お金・時間・個人情報の3つ
- ケチでも冷たくもなく、「自分のペースで、調べて選ぶ」だけ
- 急かされる場所では、いい判断はできない
派手さはありませんが、じわじわ効く、お金の守り方です。よかったら、今日から“素通り”してみてください。
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※本記事は、共働き家庭の一個人の考え方・体験に基づくものです。通信・保険などの契約は、ご家庭の状況によって最適解が異なります。最終的な判断は、ご自身で情報を確認のうえ行ってください。
よくある質問(FAQ)
Q. 営業の人に、ちょっと失礼じゃない?
A. 「自分から近づかない」だけで、声をかけられたら笑顔で「大丈夫です」と伝えます。必要なときは、こちらから出向いて相談します。人を避けたいのではなく、自分のお金と時間の“線引き”をしているだけ、という感覚です。
Q. ネットの情報だけで決めて、失敗しませんか?
A. 公式サイトの料金・複数のクチコミ・比較記事を見比べれば、たいていの判断はできます。大事なのは「その場で急いで決めない」こと。迷ったら一度持ち帰って、落ち着いて考えるだけで、失敗はぐっと減ります。


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