「カーシェアって、後悔するのかな。やめとけって書いてる記事も多いし…」——先に結論を言います。後悔する瞬間は、あります。8年使ってきた私が実際に体験した「うわ、しまった」を、この記事で全部話します。それでも私はやめていません。その理由も含めて、読み終わる頃には「自分はカーシェアで後悔するタイプか、しないタイプか」がはっきり分かるはずです。
私は神戸で共働き・子ども2人の生活を送りながら、マイカーなし13年・カーシェア歴8年。しかもその前は約10年、自分の車を所有していました。つまり「持つ生活」と「持たない生活」の両方を知ったうえで、カーシェアを選んでいます。
そして先にお伝えしておきます。私は車もカーリースも中古車も売る側の人間ではありません。「カーシェア 後悔」で検索して出てくる記事の多くは、カーリースや中古車を売りたい会社が書いたもの。デメリットを並べたあとに「だから車を買いましょう」につながる構成です。この記事は、そのどれでもないただの利用者の実話だけで書きます。
結論:後悔した瞬間は5つ。でも「やめとけ」ではなかった
8年分の「しまった」を数えたら、はっきり覚えているのは5つでした。そして面白いことに、売り手の記事がよく煽る「定番の後悔」2つは、うちでは8年で一度も起きていません。この両方を正直に書くのがこの記事です。まずは実際に後悔した5つから。
8年で本当に後悔した瞬間5つ【全部実話】
①ドアを開けたら、タバコ臭。別の日は「オシッコの臭い」だった
前の利用者の使い方は、選べません。タバコ臭かった日、子どものものらしきオシッコの臭いがした日、車内が泥だらけだった日。共有である以上、これは確率的に当たります。子どもを乗せる家庭にとって、個人的にはこれが一番イヤな後悔でした。対策はシンプルで、乗る前に窓を開けて数分換気する・ひどい場合はサポートに連絡して記録を残す(自分のせいにされないためにも大事)。それでも「当たる日は当たる」が正直なところです。
②距離料金が、思ったより高くついた
カーシェアの料金は「時間」だけでなく、プランによっては走った距離に応じた加算があります。これを軽く見ていて、遠出のあとの請求額に「あれ、高っ…」となったことがあります。長距離になるほど距離料金が効いてくるので、遠出の日はレンタカーと比べてから決めるのが正解でした(料金体系は各社・プランで異なり改定もあるので、利用前に公式で確認してください)。詳しい損益分岐はカーシェアとレンタカーの料金比較にまとめています。
③初めて乗る車+狭い道で「出られないかと思った」
車種にこだわらず空いている車を借りたら、思ったより車体が大きい。そんな日に限って、めちゃくちゃ狭い道に迷い込む。初めて乗る車は車幅の感覚がつかめていないので、冷や汗をかきながら数センチ刻みで切り返しました。マイカーなら体に染みついている感覚が、カーシェアには毎回リセットされる——これは持たない生活の、隠れたデメリットです。
④真夏のチャイルドシート2台の着脱で、汗だくになった

子どもが2人とも小さかった頃は、チャイルドシートを2台、借りるたびに設置して、返すたびに外していました。真夏の車内でこれをやると、出発前に全身汗だく。かわいい思い出になった今でも、あの暑さは忘れません。設置のコツや我が家の運用はカーシェア×チャイルドシートの記事に全部書きました。
⑤真夏、遠いステーションまで「探しながら」歩いた
近所の車が埋まっていて、遠くのステーションでしか借りられなかった日。駅から距離があるうえに場所が分かりにくく、炎天下、スマホの地図とにらめっこしながら歩き回りました。ひどい時は電車に乗って借りに行ったこともあり、「ここまでするならレンタカーと変わらないな…」と苦笑いした記憶があります。
逆に、よく言われるのに「8年で一度もなかった」後悔2つ

ここからが、売り手の記事にはあまり書かれていない話です。「カーシェア やめとけ」系の記事で定番の脅し文句2つが、わが家では8年間、一度も現実になっていません。
「緊急時に予約できなくて困る」→ 一度もない
「子どもの急病時に車がないと詰む」とよく書かれます。うちは子ども2人で8年、緊急時に予約できなかったことが一度もありません。運が良かった面もあると思います。ただ、週末に近所の車が埋まっていた時も、少し離れたステーションを検索すれば確保できました。そもそも緊急時はタクシーや救急相談という選択肢が先で、「緊急のために車を所有する」のは、うちには保険料が高すぎる考え方でした。
「返却時間に追われて焦る」→ 一度もない
これも定番の脅しですが、毎回、余裕を持った返却時間で予約するだけで消えるデメリットです。むしろ「使う時間だけ予約する」ができるのはカーシェアの強みそのもの。延長料金を払ったことも、返却に焦ったこともありません。時間ギリギリの予約を組む人は焦ることになると思うので、ここは使い方しだいです。
正直、「やめとけ」が当てはまる人
8年使ったうえで、こういう人にはすすめません。売り手ではないので、正直に線を引きます。
- 毎日〜週3回以上、車に乗る人:料金的にも手間的にも所有が有利です
- 他人の使った車がどうしても無理な人:①の臭い問題は確率的に必ず当たります
- 運転が不安で、毎回違う車がストレスな人:③の車幅リセット問題があります
- 直前の思いつきでしか予定を立てない人:人気の時間帯は早い者勝ちです
逆に「乗るのは週末や特別な日だけ」「事前に予定を立てられる」「維持費をなくしたい」なら、後悔の可能性はかなり低いはずです。向き不向きの詳しいチェックリストは総合ガイドにあります。
それでも8年やめない理由(車を10年持っていた私が)
私は約10年マイカーを所有していました。そのうえで断言できます。車を持たない生活は、楽すぎる。車検もタイヤ交換も保険の更新も、何も面倒を見なくていい。駐車場代も税金もゼロ。おそらく今後一生、車は持ちません。
そして予想外だったのは、たまに借りるだけで子どもたちが「特別感」で喜んでくれること。マイカーだと日常になる車が、うちでは小さなイベントになっています。車なし生活の全体像は車なし子育ての記事に、夏休みの使い方は共働きの夏休み費用にまとめています。
後悔しないコツ3つ【8年でたどり着いた運用】
- ①とにかく早めに予約する:車も選び放題、近いステーションも選び放題。後悔の⑤はほぼ消えます
- ②「乗ったことがある車」を選ぶ:操作も車幅も分かっている安心感は想像以上に大きい。以前、初めての車でウインカーの操作が分からず慌てたことがあります
- ③返却時間は常に余裕を持たせる:焦り・延長料金と無縁になります。これができるのがカーシェアの良さです
これから始める人は、登録の流れとつまずきポイントをカーシェアの始め方ガイドにまとめているので、そちらからどうぞ。
よくある質問(FAQ)
Q:カーシェアをやめた人は、何が理由なんですか?
A:よく聞くのは「時間に縛られる感覚が合わない」「予約が取れない」「車内の状態が気になる」です。ただ、時間と予約は使い方(早め予約・余裕ある返却時間)でかなり消せる、というのが8年使った実感です。
Q:子育て家庭でカーシェアは現実的ですか?
A:うちは子ども2人で8年回せています。ただしチャイルドシートの着脱という手間は確実にあるので、そこを許容できるかが分かれ目です。
Q:結局、後悔しない人はどんな人?
A:「乗る頻度が低い」「予定を事前に立てられる」「維持費をなくしたい」の3つがそろっている人です。逆ならやめておいた方がいいです。
まとめ:後悔の正体は「共有」と「たまにしか乗らない」こと
8年分の後悔を並べてみて分かったのは、原因はすべて「他人と共有している」か「たまにしか乗らないから慣れない」のどちらかだということ。つまりカーシェアの後悔は、カーシェアの仕組みそのものとセットです。それを「維持費ゼロと引き換えなら安い」と思えるかどうか——私は8年間、安いと思い続けています。
※本記事は個人の体験談です。料金・サービス内容は各社で異なり変更されるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。


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