須磨アルプス・馬の背は子連れで大丈夫?4歳6歳で引き返し、神戸の高取山に登った話

秋の低山をハイキングする家族の、温かいイラスト 共働き育児

「秋の心地よい日差しに誘われて、ちょっと山に行ってみよう」——そんな軽い気持ちで、当時6歳と4歳の娘を連れて神戸の須磨アルプスに登ったわが家。
結果から言うと、有名な「馬の背(うまのせ)」の手前で引き返すことになりました。

でも、その失敗があったからこそ学んだことがあり、そのあとに登った神戸の高取山(たかとりさん)は、子連れにぴったりの大正解だったんです。
この記事では、わが家の「甘く見て引き返した日」と「子連れにおすすめの高取山」を、正直にお話しします。

※この記事はわが家の体験談です。山の状況やルートは変わります。登る前は必ず最新の情報を、登山アプリや公式情報で確認してください。

須磨アルプスってどんなところ?

須磨アルプスは、神戸市須磨区にある低山の縦走路です。
標高こそ高くありませんが、岩がむき出しになった「馬の背」という痩せ尾根が名物で、その迫力から”アルプス”と呼ばれています。アクセスがよく、低山ハイキングとして人気のコースです。

登山口やルートは複数あります。わが家は板宿(いたやど)側から入りましたが、コースの途中には分岐もあるので、必ず最新の地図アプリでルートを確認してから入ってください。
わが家はこの「ルート確認の甘さ」で痛い目を見ました(後述します)。

ちなみに名物の馬の背は、風化した岩がむき出しになった幅のせまい尾根(痩せ尾根)です。両側が切り立っていて、大人でも慎重に渡るような場所。スリルがある分、小さい子を連れて行くなら「無理はしない」判断が本当に大切だと、実際に近くまで行って痛感しました。

秋の心地よい日、軽い気持ちで山へ

きっかけは本当に何気ないものでした。
よく晴れた秋の日、ぽかぽかした日差しが気持ちよくて、「天気もいいし、山にでも登ってみようか」と。

持って行ったのは、水分とおやつ、そして何かあったときのためのスマホ
「いざとなればスマホのGPSで場所がわかるし大丈夫」——このときの私は、本気でそう考えていました。これが大きな勘違いだったのですが、それは登ってから気づくことになります。

馬の背の手前で「引き返す」決断をした

登り始めて1時間ほど。道は思ったよりしっかり整備されていて、迷うことなく進めました。ときどき他の登山者とすれ違い、その人たちが進む方向も参考にしながら歩けたのは、結果的にとても助かりました。

途中では木々の間から海が見えたりと、秋の山は本当に気持ちがよかったです。上の子(6歳)は、最初から最後まで自分の足で歩いてくれました。

ただ、ヒヤッとした瞬間もありました。
道中でスズメバチを見かけたときは、刺激しないようにじっと身を低くして、通り過ぎるのを静かに待ちました。子どもにも「動かないでね」と小声で伝えて。

そして——名物の馬の背が、まだ少し遠くに見える地点にたどり着いたとき、時計を見るとすでに16時頃
「このまま進んだら、下山は確実に暗くなる」。そう判断して、馬の背を目の前にしながら引き返すことを決めました

帰り道、疲れてきた下の子(4歳)は途中から肩車。無事に下山できたときには、ホッとすると同時にどっと疲れが出ました。
「ケガと迷子だけは絶対に避けないと」という父親としての緊張感が、ずっと続いていたからだと思います。

「軽い気持ち」の何が危なかったか|5つの反省

スマホが圏外で頼りにならなかったことを反省したことを示すイラスト

帰宅後、あらためて「危なかったな」と反省したポイントを整理しました。これから子連れで低山に行く方の参考になればと思います。

  • そもそも「軽い気持ち」で行ったこと。低山でも山は山。準備不足のまま入ってしまった。
  • 地図・地図アプリを準備していなかった。分岐もあるので、本来は必須。
  • スマホのGPSを過信していた。山の中では電波がつながらず、いざというとき頼りにならなかった。
  • 時間配分が甘かった。16時で「まだ遠い」では遅すぎる。日没から逆算すべきだった。
  • ケガや水分不足への備えが薄かった。幸い水分とおやつは多めに持っていたのが救いでした。

この「電波がつながらない」経験が一番こたえました。
反省してすぐ、電波がなくても自分の現在地が確認できる登山アプリ「YAMAP」を入れました。事前に地図をダウンロードしておけば、圏外でも位置がわかります。子連れで山に入るなら、これは本当に入れておいたほうがいいです。

一方で、よかったこともあります。
水分とおやつを十分に持って行ったこと、そしてすれ違う登山者のルートを参考に、迷わず進めたこと。失敗もありましたが、秋の山を満喫できて、海の見える景色にも癒された、いい一日ではありました。

子連れで低山に行くなら|持ち物チェックリスト

わが家の失敗をふまえて、子連れで低山ハイキングに行くときに「これは持っておきたい」というものをまとめました。低山でも油断は禁物です。

  • 地図アプリ(YAMAPなど):電波がなくても現在地がわかるよう、事前に地図をダウンロード
  • 飲み物(多めに):子どもはすぐ喉が渇きます。大人が思う1.5倍くらいの量で
  • おやつ・軽い食べ物:ぐずり防止&エネルギー補給に。休憩の楽しみにもなります
  • 歩きやすい靴:スニーカーでもOKですが、滑りにくいものを
  • 帽子・タオル:日差し対策と汗ふきに
  • モバイルバッテリー:地図アプリで電池を使うので念のため
  • 最低限の救急用品(絆創膏など):転んだとき用に小さくまとめて

特に「地図アプリ」と「飲み物は多めに」は、わが家が痛感したポイント。これだけでも、子連れ登山の安心感がぐっと変わります。

馬の背が不安なら「神戸の高取山」がおすすめ

整備された参道=歩きやすさの挿絵

馬の背で引き返したものの、娘たちは「楽しかった!」と大満足。「意外と歩けるんだな」とわかったので、それから日を置かずに、同じく神戸の高取山(たかとりさん)に登ってみることにしました。
結論、これが子連れには大正解でした。

高取山ってどんな山?

神戸の高取山は、頂上に高取神社がある山です。
※「高取山」は全国にいくつかある山名なので、検索するときは「神戸 高取山」で調べると確実です。

神戸の高取山は標高328メートル。長田区と須磨区にまたがる低山で、頂上の高取神社は「開運・諸願成就」の神社として親しまれています。低山ながら頂上からの眺めは抜群で、地元では朝の散歩がてら登る人もいる、身近な山です。

わが家は育英高校の近くから登りました。
この山の何がいいかというと、頂上の高取神社へ続く参道が、そのまま登山道になっていること。参道なので道がとてもよく整備されていて、須磨アルプスよりずっと歩きやすいんです。

しかも途中には茶屋や自動販売機もあります。「飲み物が足りなくなったらどうしよう」という子連れの不安が小さくなるのは、本当にありがたいポイントでした。

ちなみに高取山の茶屋は、名物のおでんや餃子でも知られています。登山の途中にあたたかい一杯を楽しめるのも、この山ならではの魅力です(営業日は変わることがあるので、現地でご確認を)。

子連れで登ってよかったこと

・山の頂上付近から見下ろす、広い青い海(大阪湾)の景色
・手前に小さな神社の鳥居
・親子らしき小さなシルエットが景色を眺めて喜んでいる(顔は描かない)
・空が広く、晴れやかな雰囲気

この日は妻も一緒で、お弁当を持っての家族登山
お昼前から登り始めて、途中の広場でお弁当を食べて、子どもとちょっと遊んで、それからまた頂上へ。無理のないペースで進めました。

そして頂上付近からの景色がすごい
大阪湾が広く一望できて、親子そろって思わず「すごい!」と声が出ました。空が近く感じられて、「神社がここにあるのも納得だな」と思えるほどの眺めです。

整備された道、茶屋や自販機、そしてご褒美のような絶景。
「子連れで低山に挑戦してみたいけど、いきなり馬の背は不安」という方には、神戸の高取山から始めるのを、わが家は心からおすすめします。

子連れ登山で大切にしたい「引き返す勇気」

須磨アルプスでは馬の背の手前で引き返し、高取山では家族で絶景を楽しめました。
2つの体験を通して思うのは、子連れ登山でいちばん大切なのは「引き返す勇気」と「事前の準備」だということ。

  • 地図アプリ(YAMAPなど)を事前に準備。電波がなくても現在地がわかるように。
  • 水分・おやつは多めに。子どもは大人より早くバテます。
  • 時間に余裕を持つ。日没から逆算して、迷ったら早めに引き返す。
  • 不安ならまず整備された山から。神戸なら高取山がおすすめ。

「進む」よりも「引き返す」ほうが、勇気がいることもあります。でも子どもの安全がいちばん。
無理なく、秋の気持ちいい山を、家族で楽しんでもらえたらうれしいです。

よくある質問|須磨アルプス・高取山の子連れ登山

須磨アルプスは何歳から登れますか?

明確な決まりはありませんが、馬の背のような痩せ尾根もあるので、小さいお子さん連れなら慎重な判断を。わが家は6歳・4歳で挑戦して、馬の背の手前で引き返しました。年齢よりも「無理せず引き返せるか」「準備ができているか」のほうが大切だと感じます。

馬の背は子連れでも渡れますか?

馬の背は両側が切り立った岩の尾根です。渡っている家族連れもいますが、転落の危険があるので、お子さんの年齢・体力・その日の天気をよく見て判断を。少しでも不安があれば、無理せず引き返すか、歩きやすい高取山のような山を選ぶのがおすすめです。

高取山は子連れでどれくらいで登れますか?

登る場所やペースによりますが、わが家はお昼前から登り始め、途中でお弁当休憩をはさんでゆっくり頂上を目指しました。参道が整備されていて茶屋や自販機もあるので、子どものペースに合わせて無理なく登れます。

高取山に熊は出ますか?

神戸の高取山は市街地に近い低山で、多くの人が登る身近な山です。とはいえ山である以上「絶対」はありません。最新の情報は神戸市や登山アプリの情報で確認し、必要に応じて一般的な対策をしておくと安心です。

どんな服装・靴で行けばいいですか?

低山なので特別な装備は不要ですが、動きやすい服装と、滑りにくい歩きやすい靴がおすすめ。秋は朝晩冷えるので、脱ぎ着できる上着が1枚あると安心です。

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この記事を書いた人

神戸在住、小1・小3の姉妹を育てる40代の共働きパパです。マイカーなし13年・カーシェア歴8年、食洗機7年・ドラム式洗濯機6年など、「ラクして楽しむ」ための時短・節約・子育てを、すべて自分の実体験ベースで発信しています。NISA・家計管理から、神戸の子育て情報まで。同じ共働き家庭の毎日が、少しでもラクになればうれしいです。

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