「今月の電気代、高っ……」。明細を見て、思わずそうつぶやいたこと、ありませんか?我が家がまさにそうでした。安くなるはずで選んだ新電力なのに、気づけば請求がじわじわ上がっていく。「これ、本当にお得なの?」とモヤモヤしながら、毎月の明細にビクビクしていました。
「新電力って結局どうなの?」「市場連動型で高くなったらしいけど、大手に戻すべき?」——同じように迷っている共働き家庭の方は、きっと少なくないはずです。
書いているのは、共働きで小学生の姉妹を育てる神戸のパパです。電力自由化で新電力が出始めた当初に乗り換え、市場連動型で料金が高騰するのを体験し、最終的に大手電力(関西電力)に“戻す”ところまで、ひととおり実際にやってきました。机上の比較ではなく、自分の家計で痛い目を見ながら学んだ実体験です。
この記事では、なぜ新電力に乗り換え、なぜやめて大手に戻したのかという経緯から、つまずきの正体だった「市場連動型」と「燃料費調整額の上限」の違い、戻して実際に変わったこと、そして電力会社の切り替え手順と注意点まで、順番に解説します。
読み終えるころには、「新電力を続けるか、大手に戻すか」を自分で判断するための“見るべきポイント”が分かります。少なくとも、「安いはずだったのに、いざというとき一番高い」という失敗は避けられるはずです。
先に結論をお伝えすると——我が家は新電力をやめて、大手電力の「燃料費調整額に上限のあるプラン」に戻しました。その結果、料金の上振れ不安と「常に見直さなきゃ」というストレスから解放され、気持ちにまで余裕ができました。では、なぜその選択にたどり着いたのか、順を追ってお話しします。
この記事でわかること
- 新電力に乗り換え→大手に戻した、共働き家庭のリアルな経緯
- 「市場連動型」と「燃料費調整額の上限」の違い(ここが超重要)
- 大手電力に戻して変わったこと(料金・安心感・明細)
- 電力会社の切り替え手順と注意点
- これから選ぶ人へのおすすめ
なぜ新電力に乗り換えたのか
きっかけは、電力自由化で新電力が出始めた当初のこと。当時は大手より電気料金が安く、乗り換えキャンペーンもあって「これは安くなる」と乗り換えました。実際、しばらくは順調に節約できていました。
なぜ新電力を“やめた”のか|市場連動型で高騰した

転機は、燃料価格の高騰でした。我が家のプランは市場連動型——電力の取引市場の価格に応じて料金が上下するタイプで、燃料が高騰すると料金も一気に跳ね上がります。気づけば、大手電力の標準的なプランより高くなっていました。
ここで効いてくるのが「燃料費調整額の上限」です。電気料金には燃料価格の変動を反映する「燃料費調整額」という項目があり、大手電力の規制料金(従量電灯など)には上限が設定されています。一方、自由料金や多くの新電力プランは上限がなく、燃料が高騰した分だけ青天井で上がってしまいます。
「安いはずで選んだのに、高騰局面でいちばん高くなる」——これが、私が新電力をやめた最大の理由です。
大手電力に戻して選んだ「上限のあるプラン」とは

戻る際に選んだのは、大手電力の規制料金(従量電灯などの経過措置料金)=燃料費調整額に上限があるプランです。
正直に言えば、上限ありプランが“いつでも最安”ではありません。燃料が安い時期は、上限なしプランや新電力の方が安いこともあります。今後また燃料高騰でこのプランが割高になる時期が来るかもしれません。それでも我が家がこれを選んだのは、高騰局面での「上振れ」を抑えられ、長い目で見て“合格点”が取れるから。そして何より、「常に料金を見直さなきゃ」と気を張らなくてよくなった——この精神的なラクさが大きかったんです。
※規制料金(経過措置料金)は将来的に見直し・廃止が議論されています。燃料費調整額の上限の有無やプラン内容は地域・時期で変わるため、最新・正確な内容は各電力会社の公式サイトでご確認ください。
大手に戻して変わったこと
- 料金の“上振れ不安”が消えた:高騰局面でも上限があるので、請求にビクビクしなくなった
- 「見直さなきゃ」から解放された:プラン比較に追われる消耗がなくなり、気持ちに余裕ができた
- ガスとまとめて明細が一元化:我が家はガスも同じ関西電力なので、電気とガスを一緒に確認でき、セット割も効いています(※割引内容は要確認)
- 安心感:大手の規制料金という“土台”がある安心は、共働きで忙しい我が家には合っていました
電力以外の固定費もまとめて見直すと効果が大きいです。我が家の実例は 固定費を見直して月3万円浮かせた話 に、サブスクは サブスク見直しで年16万円 にまとめています。
電力会社の切り替え手順と注意点
切り替え自体は、ネットで申し込み・解約まで完結できました。ただし、申し込みと解約の順番・タイミングには注意が必要です。
- 基本は新しい電力会社に申し込めば、旧契約の解約は自動で行われることが多い(自分で二重に手続きして無契約期間を作らないよう注意)
- 検針日や切替日の関係で、反映までに数週間かかることがある
- 解約金・契約期間の縛りがないか、事前に確認
- オール電化・蓄電池などは専用プランがあるため、各社で個別確認を
正直、何度もやりたい作業ではありません。だからこそ「次は腰を据えて使えるプラン」を選ぶのが、結局いちばんラクだと感じました。
これから電力会社を選ぶ人へ|共働きパパのおすすめ
あくまで我が家の価値観ですが、「料金の上振れが不安」「何度も見直すのに疲れた」という共働き家庭には、大手電力の規制料金(従量電灯など)=燃料費調整額に上限のあるプランをおすすめします。
一方で、こまめに比較・乗り換えができる人や、燃料が安い局面でとことん安さを追いたい人は、新電力や自由料金にもメリットがあります。大事なのは「市場連動型かどうか」「燃料費調整額に上限があるか」を理解して選ぶこと。ここさえ押さえれば、“安いはずが一番高い”を避けられます。
よくある質問(FAQ)
Q. 新電力って「やめとけ」「やばい」って本当?
A. 一概にダメではありません。燃料が安い局面では割安なこともあります。ただし市場連動型や上限なしプランは、高騰局面で料金が跳ね上がるリスクがあります。仕組みを理解せずに「安いから」だけで選ぶと後悔しやすい、というのが我が家の実感です。
Q. 新電力が倒産したら電気は止まる?
A. すぐに停電することはありません。送配電網は地域の送配電事業者が維持しており、契約先が事業撤退・倒産しても、最終的な供給を受けられる仕組みがあります。ただし別の会社への切り替えの手間は発生します(詳細は公式情報をご確認ください)。
Q. 新電力にしても、大手に戻せる?
A. 戻せます。我が家も実際にネットで申し込んで戻しました。申し込みと解約の順番・タイミングだけ気をつければ大丈夫です。
Q. 結局どのプランがいい?
A. 「上振れの不安を避けたい・見直しに疲れた」なら大手の上限ありプラン、「こまめに比較してとことん安く」なら新電力・自由料金。正解は家庭の価値観次第です。最新の料金は各社公式で必ず比較を。
まとめ|“安さ”だけでなく“安心と手間”も込みで選ぶ

- 新電力に乗り換え→市場連動型で高騰→大手の上限ありプランに戻した
- カギは「市場連動型か」「燃料費調整額に上限があるか」
- 上限ありは“いつでも最安”ではないが、上振れを抑え“見直し疲れ”から解放される
- 料金は変動。最新・正確は各電力会社の公式で確認を
電気は毎月かかる固定費。クレカ・銀行口座を減らした話 や 固定費の見直し とあわせて整理すると、家計がぐっとラクになります。
※本記事は共働き家庭の実体験と、執筆時点の一般的な情報に基づきます。電気料金プラン・燃料費調整額・規制料金の扱いは地域や時期で変わるため、契約前に必ず各電力会社の公式情報をご確認ください。



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